※ ベルト巻取り
坑外ズリストックヤードから 坑内 3,600m付近にあるテールピースまで全長3,700mの連続ベルトコンベアのベルトを往復で 7,400m分の巻き取り作業を行います。1ロール約 300m巻き取りますので、合計25本のロールを作り搬出します。
○ ベルト巻取り状況
ベルト切断後、巻取り装置にベルト端部を固定します。ベルトコンベアを低速運転(通常の1/5の速度、約2km/h )で起動し、巻取り装置の回転数をコントローラーで調整しながら、巻き取ります。
○ ベルト最後尾
ベルトが吸収され、中間部材が撤去可能となります。
○ ベルト搬出状況
○ 巻取り実績 1日目:8本 、2日目:8本 、3日目:9本 5月3日~5日の3日間で無事終了
※ 坑内電気設備
トンネル延長が長い場合は、電線の抵抗により、電圧降下と言って供給した電圧より下がってしまい、低電圧になるほど電線を太くしなければならなく不経済ですので、坑内には6,600Vの高電圧で送電します。必要箇所に乾式変圧器を設置し、420V、210V、105Vと使用機械に応じ変圧して使用します。 (電圧の区分として交流の場合、600V以下を低電圧、600V超えから7000V以下を高電圧としています。)
1.乾式変圧器
※ 高圧電気設備を設置する際には、電気保安協会の耐圧試験等を実施して、機器が正常である事を確認してから使用します。
2-1.坑内設置状況 (移動式)
トンネルが掘り進むにつれて、電気設備も延長する為、電源台車と呼ぶトラックに変圧器を載せ、高圧ケーブルを数百メートル束ねておき、切羽が離れてきたら、台車を移動させケーブルを壁面に固定し、延長します。
必要箇所に設置し、低圧電気を分電盤及び、電気機械設備へ送電します。
3.分電盤
変圧した電気を分電盤の中にあるブレーカー(漏電や過負荷を感知したら、電路を遮断する安全装置)を通して、各電気機械設備へ送電する設備です。
※ 高圧受電設備
トンネル工事では、今まで使用機械で紹介したとおり、多種の電気設備を使用しております。そこで中部電力から高圧6,600Vを受電し、420V 210V 105V に変圧して設備を稼動しております。
○ 高圧受電設備
1.構内第1柱 高圧気中開閉器(SOG)
2.受変電設備
中部電力から供給される6600Vをここで受電し、変圧して低圧電気を坑外設備に送電。高圧電気を坑内と濁水処理設備へ送電します。
3.三面体キュービクル
4.絶縁変圧器
当現場は、高圧ケーブルの延長が約4000mと非常に長く、接地抵抗許容値が中部電力の基準に対して、3ランク降下する為、絶縁変圧器を設置しております。
※ 設置しないと地絡故障などの災害時に、現場だけでなく現場周辺の民家においても、電圧変動、感電、火災、人体への危害、又は電気設備への損傷等が発生する可能性があります。
※ 液化炭酸ガス 2.6㎥級 超低温容器
濁水処理設備における処理水のph調整は、使用機械(16)で 紹介しましたが、炭酸ガスを使用しています。 (カテゴリーの中の使用機械をクリックしてみて下さい。)
当初は160kgのボンベを交換しておりましたが、処理水量が徐々に 増加し、設備のほうも 150t/hのプラントが6基となり、ボンベの 交換も頻繁になってきたので、容積が2.6㎥級の容器を設置して、 タンクローリー車の入荷も可能としました。( 平成21年2月5日~ ) 1回の入荷で、約 2,100kg 充填 ( 160kg ボンベ13本分 )
※ 本日より、濁水処理設備 6基目稼動しました。
昨日12月10日、切羽より出水があり、6基目を稼動させて、
150t/h × 6基 = 900 t/h の濁水処理可能となっております。
※ タイヤ洗浄機 「 タイヤウォッシュ 」
型式 : MTW-10型 メーカー : ツルミ
長さ 5,150mm 幅 2,080mm 高さ 1,920mm 重量 3,600kg
当現場では、トンネル掘削ズリを場外へ大型ダンプにて搬出しており
タイヤに付いた泥で公道を汚さないように、ローラー上でタイヤを回転
させ、洗浄水を両サイドと下部からの高圧スプレー方式の自動タイヤ
洗浄機を設置しております。
当初は洗浄水循環式で行ってましたが、よりきれいに洗浄できる
ように清水槽を設け、清水(濁水プラント処理水)にて洗浄し、排水は
濁水プラントへ送り処理しております。
○ タイヤ洗浄機
○ 清水槽(自動給水)
○ タイヤ洗浄状況
※ 濁水処理設備 配置図
設計・施工 ㈲ 広島設備プラント
150㎥/h級濁水処理設備×5基 150㎥/h圧力式砂濾過器×4基 ( 平成20年11月9日現在 )
当現場では突発的湧水に備え、今のところ計750㎥/hの処理能力
を有しております。その配置図を紹介します。
9月14日から7回にわたり濁水処理設備の各設備について説明して
おりますので照らし合わせてみて下さい。 ( カテゴリー:使用機械 )
最近1ヶ月の処理水量は、平均約 480㎥/hですが、600㎥/h近く
まで増加すれば、1基追加も計画しております。処理水量も日々更新
してますので、興味がありましたら御覧になって下さい。 ( カテゴリー:濁水プラント処理水量 )
○ 金山下呂トンネル 濁水処理設備 配置図 拡大方法:図を左クリック。さらに右下に出る通常のサイズに伸ばすを左クリック。
○ 金山下呂トンネル 濁水処理設備 全景写真
※ 圧力式砂濾過器
処理能力 : 1基あたり150t/h
メーカー : ㈲ 広島設備プラント
何らかの原因で処理水が濁った場合、濾過器を通して濁りの原因
の微粒子を濾過材に付着させて清水にする設備です。
( 水の流れは9月14日に紹介したフロー図参照 )
濾過材は、玉砕石、砂利、砂、珪砂にて何種類もの層を形成して
おります。
濾過器も使用していくうちに汚れて、目詰りして機能低下する為、
逆洗と言って、下部配管から水とエアーを吹き上げてタンク内を
撹拌し、微粒子分を汚水として逆洗汚水貯留槽へ排出し、再処理
します。これで濾過器の機能は復活します。
当現場では、圧力式濾過器を4基設置しております。現在濾過器
稼動設定値を6ppmとして管理しており、河川放流基準を超えない
ように処理してます。
○ 圧力式砂濾過器
○ 濾過材点検窓
○ 濾過器逆洗汚水貯留槽 ( 30㎥水槽×5基 )
※ 処理水槽、監視計、放流水槽
シックナーからオーバーフローした処理水は、一旦、処理水槽へ
送ります。そこには濁度とphを確認する監視計が設置されており、
万一、濁度が任意設定値を超えた場合は、砂濾過器(10/19紹介)
を経由させ濁りの成分を除去し、放流します。phが設定値を超えた
場合は、リターンポンプを起動させ再処理します。設定値未満で
あれば、放流ポンプにて放流水槽へ送り、河川へ放流します。
○ 処理水槽 (30㎥水槽に隠れて見えませんが、直径8.5m、高さ3mのコルゲートを組み立て約170㎥の容量の水槽にしてます。)
○ 監視計 (濁度とphをセンサーにより監視)
○ 放流水槽
○ 原水槽と放流水槽との比較
※ 竪型シックナー ( 処理能力:150t/h ) メーカー : ㈲ 広島設備プラント
現場で発生した濁水に、PACと高分子を添加し、フロックという
泥の微粒子を凝集した塊りをシックナーに送水する事により、
フロックがシックナーの中で沈降し、底部に溜まります。そして
泥の成分がなくなり、きれいになったうわ水がオーバーフローし、
処理水槽に送ります。
シックナーの内部には整流板という鋼製の板が設置されており、
水の流れによってフロックが舞ってオーバーフローして濁らない
ようにしています。
一般的には箱型シックナーが主流ですが、竪型シックナーは
箱型シックナーより占有面積が少なく、今回、竪型シックナーを
採用することにより、限られた仮設ヤードを有効に利用することが
でき、前回工事と同一ヤード内において、箱型シックナーより大量の
濁水処理量を確保できる利点があります。
○ シックナー設置状況 (薬品混合装置からシックナーへ)
○ うわ水(処理水)オーバーフロー状況
○ 整流板設置状況 (これで流速を抑えます)
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